マイレージプラス
ユナイテッド航空では、フライトの予約時に現金とマイルを組み合わせて利用出来ます(←コレ凄くないですか?)。現金支払いでフライトを検索してから、支払い方法で「マネー+マイル」を選択し、使用するマイル数を入力します。まるでAMAZONや楽天でポイントを最大限消費しながら買い物する感覚です。
マイルが足りない時の手段として、マイルを買うことが出来るってのも有り難い。
基本的に特典交換に必要なマイル数は空席状況により変動しますので、行き先決めたらこちらでカレンダーと睨めっこして旅程を決定することになります。
大雑把ですがエコノミークラスで往復する場合、日本⇔ハワイで55,000マイル、日本⇔オーストラリアで60,000マイル、日本⇔ヨーロッパで90,000マイル程度必要になります。
「MileagePlus」って陸マイラーの間ではマイナー扱いのようですが、有効期限が無いので逆に陸マイラー向きだと思ってるのは私だけでしょうか。私がマイレージプラスをメインにしている理由は他にも5つあります。
- ANAの特典航空券取得の際に抜け駆け出来る可能性大
- ホテルの予約で獲得できるマイレージが美味しい
- 提携クレジットカードの還元率が納得出来るレベル
- その気になれば12,000マイルで日本一周が出来る
- 特典航空券で片道だけ予約することが出来る
1.ANAの特典航空券取得の際に抜け駆け出来る可能性大
マイレージプラスでは、国内線利用の際には最低5,500マイルでANAの特典航空券と交換することができます。
また、ANAの国内線利用の際には、出発地と到着地の距離(800マイルを境にして)に応じて必要となってくるマイルが2段階に変動する単純なシステムなので、乗継のある航路の場合でも、最短直線距離で800マイル以内の目的地の場合には片道5,500マイルで特典航空券を利用することが可能となっています。何気に地方の空港を利用する場合はマンモスラッキーです。
レギュラーシーズンで比較すると、ANAマイルで往復15,000マイル必要なところ、マイレージプラスでは11,000マイルで予約することが出来ます。(例えば、伊丹⇔福岡)
これは、UNITEDが距離800マイル以内と801マイル以上の2段階でしか区別せず、更にシーズン制を取り入れて細かく区別しているANAよりオトクな状況が発生するからです。
行き先は同じなのに4,000マイルも違うのは悶えます!
更に、ANAから予約するより先に特典航空券を取れる場合があります。UNITEDからは搭乗日の330日前から予約可能です。(アメリカから見る日本の空は国際線)一方のANAはシーズンを2回に分けて一斉発売するシステム(詳細はこちら)なので、争奪戦をする場合はフライング可能という訳です。
2.ホテルの予約で獲得できるマイレージが美味しい
数あるホテル予約サイトですが、知名度的には「楽天トラベル」、「一休」とか「じゃらん」がメジャーでしょうか。ホテル掲載数の多い順で並べると「agoda」や「Trip.com」が上位に来ます。
それぞれ会員限定価格が設定されてたり、自分が使っている他のサービスとの連携があるので、一概にどの予約サイトがお得ですとは言えませんが、陸マイラーの間では「Karigo」が突出してお得感を醸し出しています。
特にマイレージプラスだけがお得になるワケではなく、Kaligoは50近くのマイレージサービスプログラムと提携しています。
近々予約の予定がある方は↓から登録すると、1,000マイル獲得出来ます
Kaligo(カリゴ)は年会費などは必要ありません。ニックネームとメールアドレスのみでサインアップが完了しますので、中身を見たいだけでもOKです。
↑のようなメールが送られて来ますので、利用される方はすぐにマイアカウントのページでパスワードを変更しておきましょう。
続けて自身が利用しているマイレージプログラムを登録しておきます。こうすることで、下図のとおり即時検索結果にマイルが反映されます。ここでは私が登録している「MileagePlus」のマイル数が表示されています。
他のマイレージに比べて獲得出来るマイルが多いか少ないかは、地域や金額によって異なりますので、都度確認して予約してます。
検索結果からホテルを選択して予約確認に進むと、宿泊料金の他に「タックスリカバリーチャージとサービス料」が加算されます。Peach Aviationで飛行機の予約をすると、空港利用税とクレジットカード手数料が加算されて最後に悶絶する状況に似てます。
他の予約サイトではこういった手数料が加算されないところもありますので価格だけで比較すると損した気分になりますが、獲得出来るマイル数と天秤にかけて自分の中で再評価が必要です。
私の場合、他にMileagePlusを稼ぐ手段を知らないので、還元に必要な手数料と割り切ってます。
なんだかんだ言いながらも、還元率でみるとMileagePlusが一番いいので(条件によっては20%近く獲得出来ることもある)ホテルを利用するときはKaligoを利用してます。
WEBでの予約は最初から最後まで日本語対応なので、初めて利用される方も戸惑うことなく予約を進めることが出来ます。JALマイルが足りないときも併せて検討してみてください。
3.提携クレジットカードの還元率が納得出来るレベル
提携クレジットカードで買い物をするとマイルが貯まります。これは他のマイレージプログラムも同じですが、還元率が1.5%あれば他と比較しても納得出来るレベルだと思います。
私が利用しているのは、MileagePlusセゾンカードです。
年間数百万円精算出来る方ならゴールドやプラチナを選択すべきですが、私の場合はどんなに頑張っても年間200万円が限界なので青いカード使ってます。逆に、毎年30,000マイルにチャレンジする目標が出来ていいかもしれません(笑)
通常だと利用1,000円あたり5マイルの付与ですが、マイルアップメンバーズに登録すると利用1,000円あたり15マイル付与されます。登録料が5,500円掛かるので、カード年会費と合わせて7,150円必要です。
キャンペーンがある時に入会するとマイルを貰えます。直近のキャンペーンでは最大2,750マイル。加えて入会の翌々月までに50,000円利用するとマイルアップメンバーズの登録料5,500円がキャッシュバックされますので、初年度はかなりお得になります。
たまたまキャンペーンに出会えたらカード取得を検討してみてください。セゾンカードの審査はそんなに厳しくないと思いますし、利用限度額も破格です。個々の属性にもよりますが、長く使っているとスゴい金額が設定されます。
クレジットカードに関しては、ものすごく詳しく比較しているサイトがありますのでそちらを参考にするのも一つの手段ですが、私の場合は既にゴールドカードセゾンを持っていたので、ほとんど審査の必要なく共通枠で即発行出来るだろうと思ってこちらを申し込みました(申込みから3分?ぐらいで発行)
で、実際カード使って年間何マイル貯まるの?
上記はMileagePlusセゾンカードの公式サイトのシミュレーション結果です。ウチの家計との差分ですが、公共料金から水道代を差し引いて、代わりにスポーツジムの会費を足すと同じくらいです。食費は50,000円かな?ガソリン代は2ヶ月で3杯なので7,500円、レジャー費は夏と冬にド~ンと使いますが月平均にすると35,000円ぐらいかな?
合計すると132,500円だから、雑費加算すると同じくらいになるかもしれません。これで年間稼げるマイルは28,800マイルになるので、青色のカードでちょうどいいレベルに収まってます。
コスモ石油でガソリンを入れてMileagePlusセゾンカードで支払うと、1,000円につき20マイル付与されます。(要マイルアップメンバー登録)私が利用しているスタンドでは更に表示価格から1リッターあたり5円安くなるので、いつも助かってます。
今後もしっかりデータ取って、使い勝手も含めてシェアしたいと思います。
4.その気になれば12,000マイルで日本一周が出来る
コレなんですが、暇が出来たら実際に試してブログにしたいです。上手く利用すれば、12,000マイルで2泊3日の観光付き日本一周が実現できます。もちろん飛行機代以外は実費ですがw
上記は2022年6月4日の羽田空港から福岡空港までの検索結果を「所要時間」の掛かる順に並べて詳細を表示したものです。13時過ぎに羽田を飛び立って那覇空港に着くのが15時45分。で、次に那覇空港を飛び立つのが翌朝の9時40分なので、福岡へ行く前に17時間55分沖縄で遊んで泊まれるってことです。
オーバーナイトとかレイオーバーとか言われてますが、海外に行くと乗り継ぎのタイミングが合わないことも多く、逆にこの時間外に出て楽しんだりするのも当たり前のようになってます(アメリカはちょっとややこしい)。国内線でわざわざこんなことやっている人はいないと思いますが、豪華客船で時間潰して世界一周するのと同じ感覚です ← 違うっ!
下記の通り必要マイル数は日時によって変動します。最低5,500マイルから利用出来ます。
で、翌日は福岡から羽田に帰る途中に札幌に寄り道したいところですが、選択出来る空港が上記の5箇所だけなので大阪でお好み焼き食べて帰ることになりますでしょうか。プライオリティパスを持っていれば空港内で「BOTEJYU」も利用できますし。
以前は札幌の新千歳空港も経由出来たんですが、現在では無理やりCTSを入力しても弾かれてしまいますので利用出来ないようです。結果的に日本一周ではなく日本2/3周になってしまいますが、12,000マイルで思い切り楽しめることには変わりないので、貯めたマイルに余裕が出来たらトライしてみます。
5.特典航空券で片道だけ予約することが出来る
コレって私のように複数のマイレージプログラムに浮気してると便利なんです。
引退後に嫁さんとマイル貯めてスペインに行くのが最終目標なんですが、今なんとなく計画しているルートがこんな感じです。